SNSと雑誌
そういえば、このところ趣味の雑誌をほとんど買わなくなった。
WEBコンテンツやSNSがなかった頃はクルマや音楽、
キャンプ等の雑誌を購入して食い入るように読み漁ったのもだ。
発売日が待ち遠しかった(しかも福岡は発刊日より数日遅れて書店に入荷する)。
当時の雑誌のつくり手はプロなので、
掲載される記事や写真、イラスト等はそれぞれ名が通った方々ばかり。
このライター(評論家)の書いた記事なら信頼できる、
このカメラマンの写真は色気がある、
このイラストレーターのイラストは味がある等々
お気に入りのプロたちが作る雑誌は「ハレ」の憧れの世界だったのである。
ところがそのようなプロが手がける雑誌は次々に廃刊、
またはWEBマガジンに姿を変え存在するが、
昔の雑誌のようにはときめかない。
それよりつくり手としては素人だが、その道に関しては
相当のこだわりをもっていて、しかも精通しているSNSのアカウントの方が断然面白い。
ちなみにワタクシの場合、フォローしているのは主に以下の趣味系のアカウント。
・SUP
・ゴルフ
・クルマ(プジョー、シトロエンあたり)
・音楽(70s~90sロック、レゲエ、ジャズ、R&Bソウル)
中でも、ジャンルによって異なるが
TwitterとInstagram、YouTubeが面白い。
広告がウザい(広告屋が言うのもなんだが)が、
まあ、タダで見れるのでガマンの範囲内。
写真や動画を眺めるだけでなく、
参考にしたり、レッスンのように何度も視聴したりと
「使える」のがSNSのいいところ。
細分化(偏向した?!)した趣味嗜好のSNSは
クルマでいうと、例えば同じ車種だけて集うミーティングのアカウントなど、
好きな人にはもうたまらないコンテンツなのだ。
フォロワーのこだわりの濃淡、
つまり経験値や情報量に関して
初級者~中級者~上級者~達人~キチ〇イまで、
投稿内容のあるあるや蘊蓄なんかがいちいち頷けて楽しい。
その趣味の世界で自分がどこら辺(レベル?!)にいるのか想定できて
自分を奮起させてくれる笑。
「ホントに好き好きでたまらない」人がつくる
趣味のSNSのコンテンツは、面白い!
プロを使ってコンテンツにお金をかけても、
映えするであろうとかバズリ狙いがバレバレなコンテンツも多いしね。
SNSはかつての趣味の雑誌に取って代わったんでしょうね。
[蛇足]
趣味の世界とSNSはバツグンに相性がいいのは
皆さん異論は無いだろうが、
しかしである、雑誌を手元において
お酒を飲みながら、音楽を聴きながら
ページを1枚1枚めくっていくのも、
また捨てがたいんだなぁ、おじさんは。。。